『新潟古時計物語展』もあと2日です。
これがうわさの、小千谷の旧家にあった『国内現存最古の柱時計』です。(右:蔵1階展示)
米国セス・トーマス社製Office No.2ボンボン時計、幕末頃
時計の機械の刻印にはS THOMAS PLYMOUTH CONN USA の刻印が有り。コネチカット州プリムスハロー(Plymouth Hollow)はセストーマスの功績をたたえて街の名前を1865年にトーマストン(Thomaston)と変えています。箱(ケース)の内部のラベルにはTHOMASTONに移行した後のTHOMASTONの名前入りラベルが貼ってあり(SETH THOMAS THOMASTON, CONN)この時計は街の名前が変わった1865年頃のものと思われます。
どういう経緯で越後に入ったのかは不明ですが、どうやらこれは幕末期、越後に入って、使われてきた国内最古級の伝承ぼんぼん時計なのです。
Seth Thomas OFFICE No.2 (旧型)TIMEKEEPER 古時計どっとコム
Seth Thomas OFFICE No.3TIMEKEEPER 古時計どっとコム
鶴巻時計店英工舎の概要TIMEKEEPER 古時計どっとコム
新潟県長岡市出身の鶴巻栄松氏が東京上野に上京し、大正5年に株式会社鶴巻時計店を設立。資本金は200万円。
設立当時の鶴巻時計店は卸を業としていたが、大正8年に時計側の製造を開始し、同13年4月に王子滝野川(北区滝野川)に株式会社鶴巻時計店英工舎を設立、T・S・U印の掛時計の製造を開始した。「英工舎」の正式名称は株式会社鶴巻時計店英工舎で、鶴巻時計店の時計製造部門が英工舎ということである。
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にいがた文明開化ハイカラ館
by moekire | 2011-06-18 11:12