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白山神社の太鼓橋(白山橋)とパディントン珈琲店と忠魂碑(昭忠碑)

白山神社の太鼓橋(白山橋)とパディントン珈琲店と忠魂碑(昭忠碑)
一番掘にかかる白山橋、上古町の最先端、パディントン珈琲店の建物が見える。昔も今も同じ建物だ。
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庇も間口いっぱいにある。昔の大工さんはえらい。「紙」と書かれた看板がある。山内紙店の写真のようだ。下の昭和33年の地図ではなく、1932年・昭和7年の新潟市職業別明細図に載っている。
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新潟市白山公園の忠魂碑(昭忠碑) 
忠魂碑(昭忠碑)は小山のてっぺんにあった。今は少し右脇の木陰に移設されている。地球儀の日本の広さが少し多いためのようだ。結構よい造りの像である。少し気をつけて見ればすぐに発見できる。当時の有名な作家によるものだそうだ。
新潟にはこういうコテコテの銅像はあまり無いので、近くへ行ったらさがしてみよう。
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この像は鷹匠(たかじょう)ではない。神武天皇のようで、手に持っている鳥はサッカーでおなじみの3本足の「ヤタガラス」だ。道理で蔵織の回りにいるカラスどもは強い。蔵織の池の金魚が少しやられている。
また、弓先にとまった金色のトンビだともいわれている。(神武天皇の東征の際に、神武の弓の弭にとまった黄金色のトビ(鵄)が光り輝き、長髄彦の軍を眩ませたという日本神話の伝説に基づく)
弓ではなく手に止まらせているから鳶匠(とびじょう)か。
 トビにしては少し小さいのでカラスかと思ったのだが、汚れてるとはいえ、地球儀の金色の日本地図は覚えている。鳥もゴールドだったようだが、今度、近くで調べてみよう。
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蔵織で今年の新春にやった『月岡芳年と豊原國周の明治浮世絵女性展』の芳年も描いている。
と色々書いたが、黒い鳥はヤタガラス(八咫烏)ではなく金色のトンビ(鳶)だそうだ。
『ウィキペディア』より、八咫烏は『日本書紀』や『古事記』に登場するが、『日本書紀』には、やはり神武東征の場面で、金鵄(金色のトビ)が登場する。金鵄は、長髄彦との戦いで神武天皇を助けたとされる。
八咫烏と金鵄は、しばしば同一視ないし混同される。
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月岡芳年「大日本名将鑑」より.(月岡芳年「大日本名将鑑」より「神武天皇」。シーンは金鵄のものだが、黒い「金鵄」が描かれている。)ヤヤコシや・ヤヤコシや

by moekire | 2010-07-21 07:53  

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